このまま時を止め 夢のままいられたら

2024年3月3日 日曜日 大安

NEWSの加藤シゲアキさんが結婚を発表した。

 

日曜日のお昼。

午後に出かける用事があった私は、(そろそろお昼ご飯食べようかな)なんて思いながらのんびり過ごしていた。

12時を過ぎた頃、手元から離れたところに置いてあったスマホが何度か鳴った。

(なんの通知かな?)と妙に気になったので、スマホを手に取り通知を確認する。

すると、FCメールが来ていた。

(いつものメディア情報かな?)なんてのん気に開いたら、「加藤シゲアキからのご報告」の文字。

 

一番最初に思い浮かんだのは、時期的にどうしても『退所』だった。

これからもNEWSを続けていく意思を見せてくれていて、安心させてくれていたシゲさんだったけど、それでも状況的には何が起こるか分からない日々で、1%くらいはまだその可能性がありえると思っていたので、すごく緊張しながらリンクを開いた。

(やだ!お願い!どうか退所ではありませんように!)と願いながら文面を読んだら飛び込んできた『結婚』の文字。

第一印象は、(よかった、退所じゃなかった〜!!)で、すぐに(おめでたい!!嬉しい!!!)だった。

 

とにかく気持ちが高揚して、心の底から喜んでいた。

今思えば、ハイになっていて、事の大きさにあまり気付いておらず、でもなぜか30分くらい手が震えたままだった。

 

すぐにXを見に行ったら、「さすが、報告文が完璧!」というポストをたくさん見かけ、改めてちゃんと読んでみる。たしかに、非の打ち所がない完璧な文章。さすがだった。

ここにメンバーの名前があるとないとでは全然印象が違ったし、あまりに正直なファンへの心情に「自分の結婚なんだから晴れやかな気持ちでいてよ!」と思うしかなかった。お相手について一切言及してないのもありがたかった。

そもそも、気配すら感じさせなかったことも、20周年のイベントが全部終わってグループの仕事が落ち着いてる時期なのも、何もかも完璧だと思った。

 

そして、たった1時間後にwebでますださんが縦読みのお祝いメッセージを更新した。

タイミング的に、完全に結婚発表の時間を把握した上で、このメッセージを計画的に13時に更新したんだな、と思ったら、ますださんも12時の発表を楽しみにしてたのが伝わってきて、とてもとても喜んでいるのだな、と微笑ましかった。

 

その後もインスタにオリゴ糖の写真付きでメッセージを掲載したり、こやまさんもインスタとwebでお祝いメッセージを送っていて。

本人は一切webにもSNSにも出てこないのに、こやまさんとますださんがたくさんお祝いしていて、「あぁ、本当に結婚したんだなぁ」って実感が少し湧いてきた。

何よりも2人の文面から、心の底から喜んでるのが伝わってきて、しかもそれがグループのメンバーとしてというよりも、身内・家族・兄弟の慶事を喜んでるように感じて、3人の距離の近さが見えて微笑ましかった。お兄ちゃんたち、大好きな弟の結婚がほんとに嬉しいんだな☺️って感じだった。

 

その日は1日中なんかふわふわしていて、でも、とにかく、17歳で制服着てる頃からずっと見てきたシゲが結婚したということが感慨深くて、よかったなぁ、嬉しいなぁ、と思っていた。

 

私は2011年にやまぴーと亮ちゃんが抜けた時、(2人がいなくなったらNEWSはもう解散だな)と覚悟していたので、4人が続けるという選択肢を選んだことに本当に驚いて。その時に「こんなに茨の道を進もうとしてくれる4人が、どうか今後の人生ずっと誰よりも幸せであってほしい!」と強く思った。

その時から、私にとってNEWSは“アイドル”というよりも、“世界で一番幸せになってほしくて応援している人”になった。

だから、世界一幸せになってほしい人が、幸せになってくれて嬉しかった。

 

 

なのに、次の日の朝、起きたら急に別の感情が芽生えていた。

自分でもどういう感情か分からないけど、何かが変わってしまった、何かを失ってしまった喪失感みたいな感覚が押し寄せて、泣きそうな気持ちだった。

 

気を緩めると泣いてしまいそうな状態で会社に行き、泣くわけにはいかないのでがむしゃらに仕事した。

仕事しながら、この複雑な気持ちの内訳を読み解いていくと、『喪失感』と『寂しい』なんだな、と理解した。

https://twitter.com/sky_blue_1019/status/1764632193039749169?t=esYgl5WVgmrD3Dj3YecFSg&s=19

 

 

私は気がついたらNEWSファン歴が20年目に突入していて。この19年間ずっと変わらずNEWSが大好きだった。好きなアーティストは他にもたくさんいるけれど、19年間ずっと私の一等賞はNEWSで、NEWS以上に好きになれる人には出会わなかった。

振り返ると、本当に19年間毎日NEWSのことを考えて生きてきた。NEWSを想わない日は1日もなかった。私にとってNEWSを想うことは、息を吸うのと同じくらい当たり前でもはや無意識に近い。NEWSファンだということは、自分を説明する上で一番大きなアイデンティティーだとすら思っている。

 

今思えば、だからこそ、私はたぶん『変化』が何よりも怖いんだと思う。私からNEWSが無くなってしまったら、私が私でいられなくなるような気がして。どこかが欠けるのではなく、完全に空っぽになってしまう気がして。生きる理由が無くなってしまうから。

いつか、自分がNEWSを好きでいられなくなる日のことが一番怖いな、と思った。部屋に溢れる19年間で集めたCD・DVD、雑誌の切り抜き、グッズたちが、自分にとって価値のないものになる日がなによりも一番怖い。それは絶望に近い。

 

たとえばNEWSがグループとしての活動を終える日が来ても、それを本人たちが納得して決めたのなら、私は全然よくて。もう充分過ぎるほどたくさんの幸せをもらったと思っているので。その幸せを抱えて残りの人生を充分生きていけると思うから。

私の理想は、歳を取って死ぬ間際にもう何も分からなくて話すことすらできなくなっても、病室でNEWSの曲がかかった時だけは楽しそうに口ずさむおばあちゃんになって、介護してくれてる方に「〇〇さんは本当にNEWSが好きなんですね☺️」って言われることだから。

 

話がだいぶ逸れたけど、つまり私は死ぬまでNEWSファンでいたくて、途中でファンでいられなくなるのが怖い。もう19年そうして生きてきて、他の生き方を出来る気がしない。

だから、「あ、もう今までどおりに好きでいられなくなるかも」と思うような『変化』に怯えてしまうんだと思う。

 

実は今までにも似たような感覚になったことが何回かあって。体制が変わる時はあまり思わなかったんだけど、たとえば『ストレンジフルーツ』を観に行く前とか、『Thunder』を初めて聴いた時とかがそうだった。

 

そして、今回も。

結婚は本当に嬉しいし、「よかったね」って心の底から思っているけれど、一方で、今までと同じ感覚ではもういられないという『変化』が寂しくて泣きそうだった。シゲを想う自分の気持ちが、明らかに変わってしまうことが寂しかった。19年間当たり前だったことが、突然変わってしまったような感覚だった。

 

 

それから数日、泣きそうな気持ちは徐々に薄れていくものの、ふとした瞬間にぐるぐる考えてしまうので、いつも以上にテキパキと仕事をして過ごした。

 

ぐるぐると何を考えていたかというと、『シゲさんが結婚した』という事実に対して、(結婚したなら、今後〇〇があるかも)とか(どんな生活してるんだろ?)とか想像ばかりしては寂しい気持ちになる、を繰り返していた。

 

これはちょっと私のクセでもあって。

私は、何が起きるか分からない状態で映画とかを見るのが苦手で、どんなあらすじか何が起きるのかを事前に把握しておきたい。いわゆるネタバレ歓迎派。なぜなら、ビックリするのが苦手だから。

 

だから、『シゲさんが結婚した』に付随して今後起こるであろうこと、変わるであろうことを事前になるべく予想しておいて、いざそれが起きた時に衝撃を受けずに済むように、なんなら「いや、結婚したんだから、そうなるよね」とあたかも知ってたかのように心穏やかに受け止めたい。

 

ということで、色々想像しては勝手に落ち込む、という謎のループを一人で繰り返していた。でもこれが私なりの自衛行為でもあった。

 

 

4日くらい経って、それらもだいぶ落ち着いてきた頃に改めて感じたのは、たぶん私は結婚を発表したのがこやまさんかますださんだったら、ここまで衝撃を受けていなかっただろうな、ということ。あまりに予想外で心構えができていなかったから、こんなに受け入れるのに時間がかかるのだろう、と。

裏を返せば、それはシゲさんがファンを大切に愛してくれて、守ってくれていたからなんだよなぁ、とも。

 

こやまさんはね。

私がファンになってすぐに発売されたアルバムの特典映像で、「常に恋してたい」というようなニュアンスの発言をしていて。その印象が強くて、だから、こやまさんはそういう人なんだな、と。ネガティブなイメージではなく、素直に、(それなら、常に素敵な恋愛ができてるといいな)といつも思っていた。

 

あと、こやまさんは「いつか結婚したい」を常々ちゃんと言ってくれていたので、それを聞くたびに、いつかそんな日が来るといいなと願っていたし、今も願っている。

 

それと、なぜか強烈に印象に残っているのが、たしか2017〜2018年あたりのFC動画で「2025年の自分たちはどうなっているか?」という話題になった時があって。その時にこやまさんが、「俺、41歳かぁ。41歳なら一人くらい子供いるかな?」と言っていたの。その当時からしたら7〜8年後の未来の話だったんだけど、私は話を聞いた瞬間に「絶対に実現してほしい!」と強く思ったんだよね。それ以来、密かに(慶ちゃん、41歳で子供一人いるためにはそろそろ結婚しないとだよ!)なんて思ってたりしている。完全に余計なお世話なんだけど。

 

 

ますださんもね。

ますださんは、ファンから見ても明確な不可侵領域のある人で。それは18歳の頃からずっと変わらなくて。昔は秘密主義という言葉で片付けられてたけど、大人になるにつれて、それがますださんのアイドルとしての信念に基づいていると教えてくれた。「想像する余白がある方がいい」というますださんなりの美学・アイドル像を守るためだと。

 

それならば、ますださんがアイドルとして見せないと決めた領域のことは、知らなくていいと思っている。一生知れなくていい。

その知らない領域で、いろいろな人と出会い、交流して、もしかしたら恋もして、幸せな時間を過ごしていてくれたらいいな、といつも願っている。

 

とにかく、ますださんは、私たちの知らない領域が明確に“ある”ということは教えてくれていた。

 

結婚に関しても、前までは、その高いアイドルとしてのプライドゆえ「結婚する」ということを選べないのではないかと心配していた。

でも、『hanami』を聴いて変わった。

『hanami』から私が受け取ったメッセージは、「“アイドル”としてNEWSを続けていく夢と同じくらい、“一人の人間”としての夢も諦める気はないよ」だった。その“一人の人間”としての夢が、将来はなみちゃんとお花見をすることなんだな、と。

ますださんが、自分の人生の夢も叶えていくと宣言してくれたような気がして、私は安心した。それがもう決まっている近い未来なのか、まだ先の話なのかは分からないけど、それはどちらでもよくて、とにかくちゃんと自分の幸せも考えてくれてることが分かったので、ただひたすらにその未来が訪れることを願うようになった。

 

 

で、シゲさん。

シゲさんは本当に予想外だった。まさかの出来事だった。

あまりにあけすけになんでも話してくれるから、なんでも知ってる気になってしまっていた。知らない領域があるなんて考えすら浮かばなかった。

いや、あるんだけど。アイドルとファンなんて一枚の大きな隔たりを挟んでいることを常に心に刻んで生きてきたつもりだったけど。

だけど、あまりに上手に隠してくれたから、一切気づけなかった。

時々変化は感じていたけれど、幸せそうだなとは思っていたけれど、その先にこの出来事が待ち受けてるのはさすがに予想できていなかった。

 

でも、それだけ気を使って隠してくれていたんだよね。発表するその日まで、安心してファンでいさせてくれたんだよ。守ってくれたんだよ。なんて愛されてるんだろうな、と思った。

 

シゲさんがスペースでやまぴーと食事した話を打ち明けてくれた時、「まだ複雑な思いのファンがいるだろうから、名前を出すつもりは無かった」と言ってたのが印象的で。もうシゲさん自身は許していて交流もしているのに、ファンの中に一人でも喜べない人がいるなら、その人に寄り添いたいと思ってくれるシゲさんは優しすぎるな、と思っていた。

 

今回も、ファンを一人も傷つけたくないのが伝わってきて、でも、それでも覚悟と責任をもって決断したんだな、というのも伝わってきた。

 

NEWSは3人とも、もうNEWSがなくても充分一人で生きていける人たちだと思っているけれど、それでも、NEWSのまま結婚することを選んでくれたんだなぁと。それは本当にありがたいことだな、と。いろいろな選択肢がある中で、この形を選んでくれたんだよね。ありがとう。

 

 

私にとってシゲさんって、実は『理想の結婚相手』だった。

19年前に好きになったきっかけはますださんだけど、当時の若さゆえの無邪気な言い方をすると、2番目に好きなのはシゲさんだったw19年間ずっとそうだった。

 

自分でもなんでますだ担なのか不思議に思うくらい、シゲさんの整った顔立ちも聡明なところもさまざまなものごとへの考え方も料理好きなところも優しくて愛情深いところも無邪気な笑顔も全部大好きで。

ますださんと結婚するのはめちゃめちゃ大変そうだけど、シゲさんと結婚するのは絶対に幸せだろうな、と思っていた(ますださん、ごめん!怒らないで!w)

 

私の理想が全部詰まったみたいな人だった。

だからか、ちょっと失恋したみたいな気持ちにもなってしまった。

まぁ、これからも理想をあげるなら『加藤シゲアキ』と言い続けますけどね。シゲさん以上の人が見つからないので!

 

 

というわけで、ますだ担のくせにこんなにこじらせてますが、何が一番言いたいかと言うと。

それはやっぱり、

 

シゲさん、結婚おめでとう!!!

 

なのです。

 

19年間、たくさんの幸せをもらってきた。その裏で、たくさん辛い思いや苦しい時間を過ごしていたのも見てきた。

だからこそ、やっぱり、すごく嬉しい!

 

自分の幸せを選んでくれてありがとう!

そして、NEWSでい続けることも選んでくれてありがとう!

 

これからの加藤シゲアキの旅も、ファンとして応援していきます!

NEWSが見せてくれる世界についていきます!

 

世界で一番幸せになってほしい人が、幸せになった。

私の願いも叶ったんだ!

 

結婚おめでとう!

結婚してくれて、ありがとう!!

末永く、お幸せにね!!!